REGIONAL FOLKLORE

岩手県の伝承

東北地方に伝わる神々、妖怪、怪異、祭祀を、土地と出典からたどります。地名ごとの記録は、断定せず資料ごとの語りとして紹介します。

岩手県 ARCHIVE

土地に残る記憶を読む

岩手県に関係する公開記録を一覧にしています。各記事では、物語の紹介とともに、根拠となる原典・資料を確かめられます。

囲炉裏のそばに座る赤い着物の子どもと、灯りのともる古い家の座敷を描いた幻想画
精霊 ・岩手県

遠野の座敷わらし

トオノノザシキワラシ

遠野とおのの座敷わらしは、柳田國男やなぎたくにお『遠野物語とおのものがたり』に、旧家きゅうかに宿ると語られる子どもの神として記されます。多くは十二、三歳ほどの童子どうじで、その家は富むとも語られます。

山中の幻の家に迷い込んだ女性と、花咲く庭、無人の座敷を描いた創作イメージ。
物語 ・岩手県

遠野のマヨイガ

トオノノマヨイガ

マヨイガは、『遠野物語』第63・64話に登場する山中の不思議な家です。第63話では、家から何も持ち帰らなかった妻のもとへ赤い椀が流れ着き、その椀で穀物を量ると尽きなくなります。第64話では、似た家を見つけた婿が戻ったあと、人々が探しに行っても家は見つかりません。二つの話を、出来事と結末を混ぜずに紹介します。

山の神のオリジナルイメージ
土地神 ・岩手県

遠野の山の神

トオノノヤマノカミ

『遠野物語とおのものがたり』第八十九話に、愛宕山あたごやまの石塔のそばで若者が出会ったと記される、赤い顔と光る目を持つ山の神。

白い布をまとった小さな木の家の神像を描いた、『遠野物語』のオシラサマをイメージするオリジナル生成画
土地神 ・岩手県

『遠野物語』に記されたオシラサマ

トオノモノガタリニシルサレタオシラサマ

柳田國男『遠野物語』第六十九話の娘と馬の由来譚と、第十四話の神像・祭りの記録に現れるオシラサマを、同書の範囲に限って紹介する。

霧の立つ湖面から大蛇が姿を現す、八郎太郎と十和田湖をイメージするオリジナル生成情景画
物語 ・青森県

八郎太郎と十和田湖

ハチロウタロウトトワダコ

八郎太郎(八ノ太郎)が大蛇となり、十和田湖をめぐって南祖坊と争い、八郎潟へ去ると語られる北東北の伝説群。地域ごとの伝承を単一の正伝とはしない。